日商簿記1級から
公認会計士への道






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日商簿記1級の注意点

ここでは、日商簿記1級の注意点をまとめました。「必ず注意してほしい」という訳ではないのですが、私が簿記1級を勉強する上で注意してたので、この名前をつけました。

■科目の特化より足切り対策を

日商簿記1級の特徴で述べたように1級では足切りがあります。
そのため苦手な科目がある方は、得意科目を更に特化するより、苦手の科目を足切りに引っかからないようにする勉強をしてください。なぜなら苦手な科目以外25点を取ったとしても、苦手科目だけ10点未満だったらそれだけで合格はできません。
また、苦手科目を克服する方が、得意科目の特化より点数の伸びが大きいです。



■捨てる問題を見極める

簿記1級では傾斜配点があるため、他の受験生ができる問題は確実にできなければなりません。そのかわり他の受験生が解けないような問題は解けなくても構わないと思います。そのような問題には傾斜配点により配点が0点、又はきても1点か2点ぐらいで差が出ないと思います。
ですから難しい問題には時間をかけずに、他の優しい問題で確実に点数が取れるようにしておてください。点数は伸びると思います。

■本試験では30点間違っても良い

日商簿記1級の合格点は、70点です。逆にいえば、30点も間違えることができます。だから、わからない問題を少々切り捨てても大丈夫です。
精神的な問題ですけど、『70点を取らなければならない』と思えば、自分自身にプレッシャーを与えてしまい冷静な判断ができなくなります。逆に『30点分間違えても構わない』と思えば、心に余裕が生まれリラックスして受けれますし、また解けなければならない問題と解けなくても構わない問題の区別も冷静に判断できるからです。

■講義を受けて勉強した気にならない

講義を受けた後は、なるべく早く問題集で自分の知識を確認してください。
なぜなら、講義を受けただけでは、自分のものにはなっていないからです。自分のものにするためには問題集の問題を考えて解くことによって自分のものになります。当たり前ですけど、本試験では自分の知識で問題を解かなければならないので、講義で学んだ知識は早くに自分のものにできるように練習しておかなければなりません。

■普段の答練では上位10%を目標にする

答練とは、各専門学校が本試験の1ヶ月前ぐらいから本試験を想定したテストの練習を行うことをいいます。本試験の合格率は10%のため、この答練で毎回クラスで上位10%に入っていれば、本試験でも上位10%に入り合格する可能性が高くなります
ただし答練の受け方としては、きちんと理解しているかどうか「知識の確認」としてとらえてほしいと思います。また、上位10%に全く入らなくても合格する人もいます。そういう人は、本試験までに答練で判明した自分の弱みを克服したので合格できたのではないかと思います。



■全答練で悪くても、本試験では合格できる

私のケースになるのですが、私が合格した第108回の時の全答練(本試験2週間前)では、4科目合計で30点ぐらいで合格率はほぼ不可能でしたが、本試験では無事合格できました。逆に全答練で合格点をとった友達は、不合格でした。結局、本試験では何が起こるかわからないので、最後まで諦めない事が大事です。

■山をはらない

各専門学校では本試験直前になると「出題の第一予想・第二予想」など発表されます。これを鵜呑みにしてその予想の所だけ勉強するのは、避けておいた方が良いと思います。なぜなら、試験作成者もそのような情報は知っているため、各専門学校の「予想外し」を行います。もちろん予想通りに出る場合もありますので、そういう予想は参考程度にしておいたほうが良いと思います。また、仮に専門学校の予想が当たっていたとしても、受験生本人がその問題を解く力が無くては意味が無いので、どこ出題されても解ける本質的な力がいると思います。

■予想問題集より過去問重視

独学で1級の勉強されている方は、総合問題を過去問でされていると思います。しかし、専門学校で受講されている方は過去問をせず予想問題集を中心にやっている方が意外と多いです。私は、予想問題集より過去問の方が重要だと思います。簡単なことですが、過去問は本試験出題者の意図がわかるからです。予想問題集でいくら合格点とっていても、過去問で合格点とれなければ、本試験でも合格点を取るのは難しいということです。過去問の問題を考えて解く練習をした方が、絶対力がつくと思います。

■専門学校だけに頼らず、自分で研究する

専門学校では、答練で本試験対策が行われます。答練の問題は過去問の研究によって作成されているため、わざわざ過去問を勧めることなど専門学校ではあまりしません。しかし、その答練はあくまでも専門学校の講師が作ったものであり、本試験の出題者が作ったものではありません。だから答練の問題は、計算方法を丸暗記しておけば高得点はほぼ取れますが、本試験では通用しません。本試験では、求められる本質を理解しておかなければ問題は解けないということです。しかし専門学校ではそういうことを余り言わないので、受験生の大半は本試験の本質を気付いているのは、ほんのわずかだと思います。
本試験の本質を見抜くためには、本試験の作成者の問題をするのが一番良い方法です。すなわち過去問をするべきだと思います。専門学校だけに頼らず、受験生自身で過去問を研究し本試験の本質を見抜く練習をしておかなければ合格は難しいということです。

■試験日に勉強のピークを合わせる

私の経験談になるのですが、私の周りの社会人の方達は日頃から空いた時間で一生懸命勉強されていました。しかし本試験の直前で、ばててしまう方が結構いました。その方達は、結局本試験までに回復できず不合格になりました。私が思うには、せっかく長い間勉強してきても、本試験で普段の実力が出せないのでは、勿体無いということです。ですから本試験で自分の実力を出せるように、試験日に勉強のピークを持っていくようコントロールするべきだと思います。
また、試験の直前期はとても重要です。今までできなかった問題が、不思議とできるようになります。私の場合だと、本試験の1ヶ月前からラストスパートをきるような感じで勉強したら、ちょうど試験日に勉強のピークを持っていけたのを覚えています。


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