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商業簿記・会計学
商業簿記・会計学は、基本がしっかり理解できているかどうかだと思います。計算が複雑になればなる程、難しく考えてしまったり、応用問題ばっかりしていると、その問題の背景にある基本が忘れてしまいます。結局、複雑な問題や応用は基本の寄せ集めにすぎないと思います。もちろん本試験もそうです。
だから、商業簿記・会計学が苦手な方は、簿記1級で習う範囲で構わないので、仕訳をきちんとできるようになれば点数は伸びるのではないかと思います。またどこの論点出されも、基本レベルは解けるようにしておいて下さい。
■ 商業簿記
■仕訳を疎かにしない
簿記1級では、図解(長期請負工事etc)やT勘定(期首スタートの問題etc)を使って問題を解いた方が仕訳をするより早くに解けます。しかし、そればっかりに頼ってしまうと、その計算の背景にある仕訳があやふやになってしまい、根本的になぜそのように処理するのかがわからなくなってしまいます。
私の場合、最初になぜこういう風に処理するのかを、仕訳で流れを理解してから、図解やT勘定を使って解いていきました。そうすることによって本試験でも難しい処理をしなければならない場合、仕訳をきりながら解いていけば間違える確率は低くなると思います。つまり、仕訳さえできれば難しい問題でも簡単に解けるということです。
商業簿記の苦手な人ほど、仕訳をきちんと理解していない(丸暗記に頼っている)、又は仕訳がきれても転記が間違えるというどちらかに分かれると思います。また、計算用紙に全ての仕訳を書くというわけではなく、なるべく頭の中で仕訳を考えてわからない場合だけ、計算用紙に仕訳を書いて確認する方が良いと思います。それをすると凡ミスは少なくなると思います。
■簿記3級・2級の範囲に注意
本試験では、1級の目玉である連結以外に合併、P/L、B/S、後T/B作成などがでています。その中にはもちろん3級2級の範囲が含まれています。簿記1級の受験者は経過勘定を、意外と苦手としている方が多いらしいです。この経過勘定は簿記3級で習う範囲なので、私自身も受験時代苦手としていました。
また、「仮受金・仮払金」、「仮払消費税・仮受消費税」なども苦手としている方が多いです。つまり、簿記1級以外の範囲が弱いと言うことです。本試験の出題者は、「3級や2級の範囲はできて当たり前なので、その内容を含めた問題を出しても解けるだろう」と考えています。ですから、3級2級の内容を忘れている方は、軽くでもいいから見直しておくのも良いのではと思います。
■P/L、B/S作成は解ける問題から解いていく
本試験でP/L・B/S作成の時は、満点を狙うのではなく解ける問題から解いていった方がよいと思います。なぜなら問題文は、前後の問題とのつながりに関係なく個別に問われているのが多いので、それを解答できれば得点できるからです。その代わり引当金の処理や未処分利益など、集計をしてからじゃないと求められないものもあるので注意が必要です。
たまに満点狙いの方がいらっしゃるのですが、満点狙いだと、全ての問題に答えなければなりません。簿記1級の本試験では、会計士の範囲に含まれる問題もたまに出題されます。会計士受験生の方だったら対応できると思うのですが、1級受験生の方は対応できない場合もあります。
もしそこでわからないので止まってしまうと、次の問題に解けるやつがあっても、気付かなくてそのまま終了とういうケースもあります。だから、満点狙いをするより解ける問題から解いた方が点数が伸びるのではないかと思います。
■ 会計学
■「第1問」の○×問題を勘でしない
「第1問」の○×問題ですが、理論を丸々覚えているかより、きちんと理解しているかを問いている問題だと思います。本試験の為に理論を全部覚えるのは大変だと思いますし、逆に非効率だと思います。
日頃から処理の仕方の背景をきちんと理解しておけば大体3問ぐらいは得点できると思います。また、勘で解いて当たったからその問題の復習はしなくて良いと思わないで下さい。なぜなら、本試験でも勘が当たるとは言いきれません。
私が行っていた方法ですが、答練で間違った問題の部分だけ見直すのではなく、その論点に関わる部分全体を復習していました。例えば、「自己株式の処分」の論点だったらついでに「資本の部の区分」もまとめて勉強しておきました。そうすることによって、B/S作成の時、自己株式の処分だけでなく資本の部の表示もできるからです。
また、あらかじめ自分が苦手としている理論は、前もって勉強しておくのも良いと思います。私の場合だと苦手としていたのは、リース取引、研究開発費、自己株式の処分・表示、在外子会社と在外支店の違いなどの理論だったので、個別で勉強したのを覚えています。
■深く突っ込んで問われる
会計学の個別の処理の問題は、一つの論点を深く問われるので、中途半端に理解していては解けないと思います。つまり、商業簿記だったら広く浅くですが、会計学は狭く深くと私は認識しています。
対策としては、日頃からきちんと考える練習をしていけば、商業簿記だけでなく会計学も解ける力になるのではないかと思います。また、「何文字で説明しなさい」や、「簡潔に答えなさい」という論述問題があります。
そのような問題は私自身の見解ですが、会計士受験生を除く1級受験生の多くの方は書けないと思います。そのため、そこの配点は傾斜配点により低くなると思うので、そういった問題は捨てて他の問題で得点を取っていくのも一つの戦略だと思います。
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